油断している

あきらめた、呟いてみるけれどあきらめられない はれ。

  • B子からA子

に進化を遂げたわたしはすっかり油断をしていたのだ。『あなたをB子からA子にします!』との文章を若干堅苦しく表現したA5用紙をぺらりと手渡されただけで『A子となるべきものかくあらん!』的な心得も指針なく二月一日になったらなんとなくA子になっていた。だから『なんとなく?A子?』的な、半疑問形的な、五里霧中A子ライフを!としかと心に刻んだのだ。が、本日。『A子たるもの新入社員研修講師として新入社員の教育に尽力すべし!』的な命令を若干丁寧に表現したお願い申し上げますメールが届いた。…おお。命令、絶対!だのでA子として全力で業務を成すつもり否、成さねばならない。新入社員研修講師という重圧にすでに我がよわよわハートがぺしゃり潰れそうでも、涙がきょぼれそうでもな、成さねばならないのだ。わたしはA子だから!が、しかし。が、しかしなのだ。新入社員研修講師との命をうけた期間が『が、しかし』なのだ。何故『が、しかし』なのか、と、いうとなんと、我が心の云々であるところのカンヌン是即ちスピッツの今季ツアーのチケットを見事!幸運掴んで獲得できた日にちが研修日程(予定日)にどんぴしゃり含まれているのだ。のう。研修日程(予定日)は全部で八日間。わたしが担当する日にちは一日。そして公演日も一日。被る…か…?…ううむ。ウン千万分のイチでかぶったとしてもチケット用意できた会場は地方。研修終了後、脱兎向かったところで公演終了。ああ。もう。よもやこんな…。願わくば外れておくれよ、研修日と公演日。おお。