ももクロだよ

左手薬指と右手人差し指の皮だけがべろべろに剥けている、はれ。

  • わたしはソレを挑戦と受け取る。

我が日常業務に「電話応対」という項目がある。この仕事に就いて八年。最近ではワンコールどころか気配だけで受話器を取ることも少なくない。神業級。と、いうか神。嘘。神、じゃないただの中年。で、まあ、電話応対マニュアル通りー、普通はー、受話器を取ったら会社名やら所属名やらを名乗るじゃないですかー、で、まあ、わたしもー、そうするじゃあないですかー一応会社員だしー。で、まあ、会社的電話応対としてはーふつうーこちらから電話をかけた時ってー相手が出てーうにゃうにゃーと相手が一通り名乗り終わってからーこちらが名乗りー要件を述べるわけじゃあないですかーふつうはー。そういうのってー暗黙の了解?的な?エチケット?的な?社会通念?的な?じゃあないですかー。だーのーにー!!だのにー、一社だけというか一人だけなんですけれどー、こちらがうにゃうにゃ名乗っている途中、否!二言発したか否かぐらいで己の要件を話し出すお方がいらっしゃるのですよ!なんだろうか、これ。なんかわからんけれどイラッとするのですよ。電話応対ってリズム的なところがあるのでそういう態度で向かわれると『そこで遮りますか?アハーン?!』と、まあイラッイラッするわけですよ。ええ。


日々、結構な数の電話を受けるのですがそういう態度で、くい気味でこられるのがそのお方ただ一人。ええ。最初の数回こそは、まあしょうがない。『我が社の電話応対はこのようになりますのでどうぞご了承くださいませ。』との気持ちで接してました、が、何度となく食われ気味否、食われているうちに『おやおやおや?アハーン…?そうですかならば…!!』『売られてる、これは。何かしらを挑まれている。負けない。絶対に、負けない!』と我が負けん気の炎は熱く、高く、燃え上がるわけですよ。バーニン。コチラも引かない、アチラも引かない、電話口でぶつかる意地と負けん気合戦。戦じゃ、弓を持て!となるわけですよ。ええ。で、まあ本年お初となるそのお方からの、相変わらずのくい気味過ぎる電話を受けたので、ならばわたしも今年も怯まず、それを受けますよ!との決意を此処にっ!!手袋は投げられた!