もう、ね。晴れ、ね。

  • 一日

事の発端は昨夜。コンタクトレンズを外す際、お得意の不注意でもって左目分を流す。ストックが片目分残っていたのでまあいいや。と、就寝。明けて本日。連日の熱帯YA、寝苦しいYA、と、いうわけでいつも以上にぼやぼやと朝の儀式に取りかかる。そして悲劇。昨夜難を逃れたもう片方のコンタクトレンズをうっかり流す。ああ。ストックは片目一つ分。おお。と、いうわけで眼鏡デイ。まあ、しょうがないかあ。帰りにコンタクトレンズを買って帰ろう、などとひとりごちながら朝の儀式続行。そしてさらなる悲劇。


眼鏡をかけようと手に取った瞬間「シャカリン」とわりと軽めの何かが落ちる音が。はて。と眼鏡をかけて辺りみまわ…そ…うっそん!掛けようとした眼鏡の鼻あての片方が無くなっている。ノウ!ノーーーーーーウ!金具で止まっているタイプの鼻あてではなく眼鏡本体から突起しているタイプの鼻あてだのにきれいにぽろりと取れてしまった。うっそん。いやん。でも、まあ、あれか。わたしの眼鏡の鼻あてが片方ないなんて他人さまなどそうそう気づきはしないだろう。と、これまた自慢のポジティブシンキングを発揮する。さあ、そろそろ着替えて出発いたします、か、ふうむ。と白いスモックブラウスを着て、この夏お気に入りのちびつこドクロが沢山ついたブレスレットをつけようとする、も、なかなか金具が止まらない。止めようとすると受けて側がしゃららん、とずれ落ちてしまう。あれあれあれ?不器用上等!のわたしであってもここ最近、ほぼ毎日つけているブレスレットにこんなにも苦戦するものかしらん?昨夜のお酒がまだ抜けてないのかしらん?などと呑気なことをブチついていたならば、なんたる悲劇!ノウッ!そ、そんな!


受けて側の鎖が若干短くなっている。先端についていたチャーム部分数ミリ?一センチ?ほどなくなっているのだ。オウノウ。確かに!確かに昨日までは…!!おあふ!!…あ、そういえば先日貴和で買った金具があったね。ふうむ。修理しよう…。チャームは…、新しいの買おう…うむ。そうしよう。とこれまたザ・前向き精神にて乗り越える。アッツイ…アッツイ…アッツイイイイイ!いつも以上に気がふれた感じにて、然るべき電車に乗り込み、然るべき駅にて下車。今日もプレハブは灼熱地獄なんだろうなぁ…いやだなあ…などと思いながら何気なく視線を落とすと、なんと!嘘でしょ?またなの悲劇が!


白いスモッグブラウスをひっくり返しで着用なう!ななななななぬ!これは…!こ、これは!あわてちゃ駄目よ。そう、そう落ち付いて何気ない顔して、しれっと顔してトイレに!トイレにーーーー!とどう見ても「あ、あの人シャツ…。あ、気づいた。ちょう慌ててるクスクスクス―」パータンにてトイレに駆け込む。真っ赤な顔して駆け込み、然るべきスモッグブラウスの着方に着替える。あああああああ!は、恥ずかしい!なんたる失態なんたる失態なんたるーーーーー!とひとしきりもんどりをうち、下くちびるを噛締める。


なんだか地味にじみーーーにボディに効く事ばかりが起きている。嫌だ。なにこれ。こわい。今日一日こんな事ばかりが続くのだろうか、それともこれ以上のとんでもない惨劇に見舞われるのだろうか。いや。それは絶対いや。と、いうわけで一日用心に用心を重ねて過ごした本日。コンタクトレンズも無事購入し、田舎電車に乗り込み家路へと。朝のことなどすっかり、つるりと忘れた頃に我が田舎町到着。ふんはふんは、とマイポディさんから流れる音楽を口ずさみながら夕暮れの街を歩…く…おう。ナニコレ。よもやここまできての悲劇とは!


突然。いままでご機嫌ミュージックを流していた右耳のイヤーホンが、突然、イエイ!もヘイ!もアイラービューベイベー!とも言わなくなったのだ。だんまりきめこんでいる。うっそん。左耳は絶好調。右耳だけ、無。おおおおおおう。ここにきてこれか。んんああああん。最近買ったばかりのイヤーホンだというのに。少々値の張るものを買ったから大事に大事に使ってきたのにいいいいいいうおおおおおおん。ああ。もう、いや。こればかりは…ちょっと…おおう。と、今日一日の厄事にごっっぽりへこんだ瞬間さらなる悲劇の刺客が!


携帯電話に届いた「先行抽選チケットご用意できませんでした」メール。…おおう。流石に…もう…パトラッシュ…なんだか眠いんだあ…