サボテンお化け、?

梅雨だけれども晴れだよ

  • 栄養

本日は幽霊医院デイ。本日はわりと空いていた、が、それならそれで診察時、医師の雑談タイムが長くなる。よって幽霊医院は混雑具合云々とは関係なく、いつでも、どんな時でも待合室滞在時間がかなり長い。そして診察室入室から退室までもかなり長い、が、診察と会計は早い。ものすごく早い。退室すると一息つく間もなく、すぐ会計口からお呼びがかかる。そして、会計と同時に薬も処方される。いつの間に準備しているの、だ?と不思議に思うも、幽霊医院におけるモロモロの事は「普通の病院」ではそうそうお目にかからない事ばかりだので「まあ、そういうものかもなあ。」となってしまう。幽霊医院パワー。そして本日も文庫本一冊読み終えるか、な、で診察室よりお呼びがかかる。薄暗い廊下を進み、薄暗い、自然光のみの診察室に入室し、医師の前に腰をかけた、と同時ぐらいに「おお!ずいぶん良くなったねえ。よかったねえ。やっとここまで…!うんうん、よかったよかった。うんうん。」との言葉で本日の診察終了。早い。分もかかっていない、秒だ。秒速の老医師だ。が、本日の診察室滞在時間は約30分。「珍名クイズ」やら「今年の鶯」やら「講演会で訪れた看護学校で女子学生にカワイイと言われたよ」やら「あの女優は美容整形をしているよ」やらやらのクイズありトークありゴシップありの盛り沢山で30分。ちょっとした番組。しかも、かなり、面白い。ほぼ毎回こんな感じの診察だので病院特有の憂鬱で重苦しい雰囲気がまったく感じられず、通院が苦にならないのだ。こんなところも「普通の病院」とはちょっと違う幽霊医院ならでは、である。そんな愉快な診察室タイムも医師がカルテにつらつらと、流暢に、横文字を書き始めたら、それがエンディングの合図。今回ほぼ完治となったわたしに「油断は禁物だよ。同じ薬だけれども回数を減らしてもう少し様子をみようね。次は来月の薬が無くなる頃にいらっしゃい。あ、あと、栄養はあまりとらないようにね!」を締めの言葉に本日の診察室終了。「栄養はあまりとらないように」とのおおよそ医師の口から発せられるとは思えぬ言葉に一瞬驚くも「まあ、そういうものかなあ。」と幽霊医院パワーでもって納得する。しかし「栄養はあまりとらないように」って結構難しいよなあ、などとこれを綴りながら今更ぶちくち、思う。そんな幽霊医院へは薬の無くなる頃、来月のちょうど梅雨明けごろの通院だ。それまでなるべく栄養は取り過ぎないよう心がけよ、う?ううむ。栄養を…取り過ぎないよう…ううむ、難しいなあ、それって。