先日、天狗の子とともにレジでチン。

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

言葉のリズムがとても愉快、お話もたいそう愉快。中盤、ちょっとあっちへこっちへとそれたような気がした、からなのか、わたしの集中力がへこたれた、からなのか筋を追うのに大変難儀致しました。しかし後半から結末にかけては、切ないのだけれども清清しい、もんやりしていたものが何か、こう、そおっと晴れた感じがして心がきゅう、と鳴きました。「直感的に、手放しで、我が好み!!」という感じでは無く、「この感じわりと好みかも…」な部類なので、あと、もう何度か読み直して徐々に情を深めようと思います。