こちらが現場です。

ぴりっと冷えたよ、晴れ。

  • 神からの、?

腹の底でぐつぐつと煮えたぎる我が怒りなのかなんなのか己自身も、もう、よく、分からないエネルギーを持った塊を余すとこなく、存分に、全世界へ、吐き出したのは昨日。塊をずぼっと吐き出したおかげで腹の底で強火でぐつぐつ煮えたぎっていた塊も、寝床の支度をする頃にはコトコト弱火で煮込むくらいに。スープだったら良い頃合。若干のくちくちムッカムカ感が残っております、が。(わりとしつこく根に持つタイプですの、わたし。)

そして迎えた今朝。いつも通りにのろのろと朝の儀式を済ませながら「うむ、今日も一日始まりますな。健やかに、そして穏やかに過ごしたいものですな。はてさて、本日は…アレをコレしてそれから…」などと今日一日を如何様に過ごすかを確認していたところ「はっ、そういえば!!あのお方は今日こそは出勤するのかしらん?!ふんぬ?!」となどとうっかり思ったが最後。昨夜、ことこと弱火で煮込まれていた筈のレイのあやつの火加減がいっきに強火。もう、止まらない。止められない、この炎。バーニン、バーニン。オレのギターが火を吹くぜ。しかしながら朝から斯様な機嫌というもの「一日を無駄にしそう。」「気分も良くない。」「でも、バーニン!!」と冷静と憤懣の間を行きつ戻りつ。朝の取りわけ忙しい時間帯にそんな有様。もう既に一日を無駄にしかけている。「イカン、イカン。イカンゾ」と思うもしかし、一度燃えたぎった炎はなかなか消えやしない。可愛い可愛い犬さんを見ても心が落ち着かない。フンガフンガ、かっかかっかしながら無駄に大きな音を立て立て残りの儀式を済ませ、家を出発し駅へと急ぐ。地団駄ふみふみ駅へと向かう道すがら「やあやあやあ、このままでは本当に、本当に、今日一日が全くの無駄になってしまうぞ。イカン、イカン、胃肝臓!!落ち着け、落ち着け。冷静に、冷静に。」と己を宥め賺せるためにマイ・ラブリィ・アイポディさんを夢中でぽちぽちぐりぐりしながら、このぐつぐつと煮えたぎる、ぼうぼうと燃え上がる、バーニンハートを落ち着かせるGOOD音楽を探し、て、いた、ら、バーーーーン。と、いうか、ガンっ、と短い衝撃の後、もの凄く深く重い痛みがやって来た。我が右額に。「すわなに奴か!!」とあまりの痛みで一瞬仰け反りながらも、右前方よりやって来た何らかの衝撃のもとは何ぞや、かときっと見ると其処には。

其処には、我が町きってのシンボル。氏神さまをお祀りする神社さんの大鳥居がデデーン、と聳え立っていた。朱に塗られた大鳥居を見上げながら、そしてますますと深く、鈍く、重くなる痛みに耐えながら「おお!これは、もしや!!氏神さまからの『これ、そんな小さなことでいつまでもいつまでもカッカむかむかするでないぞよし。ちと、頭を冷やせよし』というおぼし召しではないであろうか、いや、そうだ!!」とひとり合点し、大鳥居に向かい一礼し、痛む右額をさすりながら残りの道のりを清清しい気持ちで向かった。

と、まあ、きれいにまとめてみたけれども、さ。別の解釈としては「怒り心頭、カッカむかむかして一つ事しか見えぬなかにもかかわらず、手元のアイポディさんに気を取られた注意不足から起きた自業自得の怪我」という論あるやもしれぬ、が、ことごとく却下だ!!それに、新年早々のカッカむかむかはやっぱり何かにつけてよろしくないもの、ね。