呪うぞよ!

はれもがなはなもげら、晴れ。

  • 一日

本日も本社立ち寄り後の事務所出社の為ゆっくり出勤。ダハー、二日連続のゆっくり出勤日。ダハー。とニヤケ面する前に、昨日の反省を込めてノーゆっくり出勤日、即ち、いつも通りの時刻に目覚ましをセットする。セットしたのです、んがー。パチ、と目が覚めた時刻は目覚まし時計が鳴り響いていたであろう時刻より針が2周も回っていた。がぼん。どこぞの眼鏡クンよろしく「なんで起こしてくれなかったんだよぉぉぉ〜!!」と22世紀からやって来た青いアレに当り散らしたい気持ちをむぐう、と呑みこむ三十二歳、大厄、師走の朝。腹立たしたと悲しさいっぱいの中、さっさかさかと朝の儀式をいつも以上にぞんざいに済ませ、だっだかだかと我が家を出発し、本社へと急ぐ。本社で用事を済ませた後は昨日のうちに「明日は本社近くのマック・ドゥで偶然に会うかもね」と電話で示し合わせた話した通り偶然にマック・ドゥで派遣ちゃんと出会う。ああ、奇跡がここに!そしてあーじゃこーじゃとしばし愉快なおしゃべりタイム。おしゃべりの友としてマック・ドゥ・シェイク苺味を飲んでいたのだが、途中、一瞬だけ、苺味では無くチョコレイト味がしたので「ぬわ!今、一瞬、チョコレイト味!」と興奮気味に派遣ちゃんに一口すすめたら派遣ちゃんは苦い顔して「…普通にバニラ味」と言った。ええ!チョコレイト味しなかった?!したでしょ、一瞬!!と、いうかこれ苺味だから!!何、普通にバニラ味って!!と激しく突っ込みを入たところで「それでは。そろそろ…」とそれぞれの事務所へと別れた。派遣ちゃんは会う度毎にわたしの心をつく右斜め後ろ発言を量産してくれるので一緒に居てとても楽しい。そんな派遣ちゃんは見た感じからは想像出来ない、非常に残念な文字を書く。面倒見も良く、素直で、ミニ丈多めな装いが非常によく似合うチャーミングな彼女、だのに、非常に残念な文字を書く。あまりに残念なその文字は、以前お付き合いしていた彼に手書きのクリスマスカードを送ったところ「もう二度と手書きの類のものはいらないから。ぶっちゃけちょっと怖いよ、このカード。何?呪い?」と言われたらしい。ウッキウキのクリスマスに、だ。そんな非常に残念な文字を書く所こそが派遣ちゃんのいちばんの魅力だとわたしは思うよ、と慰めにもならないような事を思いながら派遣ちゃん作成の引き継ぎノートの解読に勤しだ、午後。