荒吐

長いです。長い、長い、です。ウンパヤンパー。

  • 涙がきょぼれそう、

と、いうか実際に涙はきょぼれたのだ。
ナニゆえ我が涙はきょぼれたのか。それは何時、何処できょぼれたのか。
と、いうと、いうと!


そう、それは今年の5月1日宮城県の湖畔できょぼれたのであった!


そう、それはカラフルな遊具が並ぶ晴天の下、老若幼男女集うハッピーな場所できょぼれたのであった!


そう、それはちょっとお歳を召して、10年振りに顔を揃えた陽気な兄ちゃんたちの手によってきょぼされたのであった!


そう、それは念願叶って初参加した荒吐ロックフェスティバルで、相変らずの否、お歳を召した分、持ち前の青臭さにほんのり苦味や渋みが加わり深みまでをも手に入れて10年振りに再結成したサニーデイ・サービスのステージで、最後の最後に演奏された「白い恋人」のメロディが流れるとともに我が涙はきょぼれたのであった!


と、いうわけで。
今年の黄金週間は5月1日の荒吐参加に合せ、愛車にばかばか荷物を詰めこんで、前後数日かけての小名浜会津若松〜喜多方〜米沢〜天童〜蔵王〜宇都宮への東北ぷらり旅。行き当たりばったり半分、しっかり計画半分の我ららしい旅。そして道中メモリーの何処を切り取ってみても天気は頗る良し、ご当地産はどれもなんまら旨し、東北の桜は見ごろ花頃だし、渋滞知らずだし!のニヤニヤしちゃう、愉快痛快お腹いっぱい満腹ぷくぷく旅。知らぬうちに幸運の女神の前髪をぎゅうと掴んでいたのであろう。うむ。そんな幸運、幸運また幸運の荒吐・東北旅のメモーンヌ。