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  • 黄金ウィークのことをしれっと、メモン。

ああ、と気づけば黄金もそろそろ鉛色にくすんできた五月も五日。黄金ウィークのことをまとめてしれっとメモンと綴ります。

  • 五月一日夕暮れから五月二日早朝にかけて

戒めの言葉を左手に刻みこみ眼鏡っ子と我らの聖地・アルタ前で待ち合わせ、日も暮れきれぬうちからこれまた呑人(のみんちゅ)の聖地・思い出横丁へ向かう。一通り横丁内を素見し眼鏡っ子がよく立ち寄る赤提灯の暖簾をくぐる。『よっしゃ!生中2つ!!』と席に着くか着かないかのタイミングで注文する。ビールが運ばれてきたと同時に、牛すじ煮込み、なめろう、本日の三点盛り、鳥皮ポン酢、梅きゅうやらやらの肴を注文する。そして『ややあ!久しぶりだね!どうだい?最近は??』とお互いの近況報告からはじめる。そしてビールから冷酒に変わる頃には毎度お馴染みの気持ち悪い妄想話で大いに盛り上がる。そしてほどほどの千鳥足になった頃『そろそろ河岸を変えますかな』とこれまた期間限定おバイト時代の同僚が働く近くの呑み屋へと向かう。ほどよく酔っ払いの我らは何故か目当ての店にたどり着けず歌舞伎町難民と化す。そして黒服のお兄ちゃんやらピンクのお店のお兄ちゃんやらの手を借り借りどうにか目的の店へ到着する。眠らない町で働く鮫達はわりと親切が多い。そして大混雑の店内であちらこちらへと忙しなく働きまわる友人に若干の迷惑をかけつつ呑んだくれる。そして『もう、イイから帰れ!忙しすぎてウザい!』とクールな笑顔で退店を命じられる。『おう!懐かしいこの虐げられ感!昔をおもいだしちゃう〜ん!』とかなんとか一言残してまたの再会を約束して素直に店を後にする。そしてますますお酒の勢いをつけて我らは今夜は大フィーバー!カラオケ店へと向かう。始発がそろそろ動きだしますよ、という頃まで熱唱!熱唱!ちょう、熱唱!歌え、声が枯れるまで!叩け、痣が出来るまで!とカラオケを大満喫し『もう、オネムです。』とぼへぼへと眠らない街・新宿を後にした。戒めの言葉が効いたのかべろん、と呑まれることなくほどほどの酔い加減でお酒と向き合うことがでた。が、しかし、我が左ひじと右臀部にこさえた痛々しい痣の原因については軽く無視することにした。

  • 五月三日

これまた夕暮れから武道館へ向かう。本日は亀がなんちゃらして恩を返してくれるということだので「うむうむ。ならば返していただきましょう!」とぶちくち呟きつつ恩返しされに武道館へ行く。先行で手配した我がチケットではあるが座席はけっこうな後方。むむ。それでなくてもお豆サイズの演者さん達がこれでは粒である。むむ。とまたまたぶちくち呟きながらとりあえずライヴとビールはニコイチ!ということでぷしゅ、と缶ビールをいただく。以下内容をメメントメモン

    • ステージがなんだか複雑な形をしておりました。変形型円形?というのかしら?説明し難い。
    • スピッツ「水色の街」が綺麗だった。初日は「さわって・変わって」とのこと。ふうん。
    • CHARAちゃん!すんごくカッチョコヨロシかった!すごい!
    • 一曲目の「tomorrow」でぐうっと胸と目頭が熱くなる。最高だぜ!
    • お初めましてのクレバさん。ジャパニーズチェケラッチョはあまり得意ではないので戸惑うかな?と思ったけれども大丈夫だった。
    • クレバさんは客席を盛り上げるのが大変お上手でした。多分、あの人はイイ人だ!と強く思った。
    • 期待通りコラボ曲が聞けたので満足。
    • DOアズさん。これまたあまり得意ではないのでかなり戸惑う。が、唄い手の彼女がものすごく一生懸命だったので頑張って!と強く思った。
    • あやかさん。遠目からの質感がもっちりしていた。よくしゃべるなあ、と思った。
    • スガさん。暗転中に「シカオちゃーん!!!」という叫び声があがりちょっと否、かなりビツクリした。
    • 前日の某堅さんの発言をネタに「僕の股間の亀も元気です!」的な流石のシカオトークかます
    • シカオちゃん」はパワフルでとても素敵でした。そしてあやかさんが出てきて二人で一曲歌う。
    • 亀バンド&スピッツをバックバンドにCHARAちゃん、DOアズさんが「やさしい気持ち」を!豪華!!
    • そして亀バンド&スピッツ&あやかさんの「魔法のコトバ」で本日の恩返し終了。
  • 五月四日

えいや、と勇気を出してお知り合いになった西のお方が東へいらっしゃるとのことでお時間頂き初対面を果たす。西のお方の発案で目黒寄生虫博物館へ行く。寄生虫博物館を堪能した後は目黒駅近くのおハイソな喫茶店にてさらなる親睦を深める為、おティーと洒落込む。その席で西のお方に対して初対面とは思えぬほど馴れ馴れしく接する。そんな己にかなり戸惑いつつもハシャぎ過ぎてしまう。もう止まらない!止められない!ああ。ううむ!西のお方は想像通り否、想像の遥か彼方、天空を突き抜けるカワイ子ちゃんであった。そのカワイ子ちゃんっぷりは見目だけではなくハートも然りであった。そんな西のお方に初対面ぞっこん一目惚れる。対面して数分でちょう好きになり過ぎて全力で己をアピールする始末。何やってのよ!わたし!気持ち悪い!!そしてべちくちとひとり喋くり散らかし、わたしの提案でというか半ば強引に吉祥寺へ向かう。そして吉祥寺に移動しても「己アピール」は続き、マイお気に入りショップへと西のお方を連れまわす。そんなちょう強引マイウエイショッピングにも西のお方はまぶしいカワイ子ちゃん笑顔で「楽しいなあ」とにこにこ。そんな笑顔を投げられたら、もうん!とますます絶好調になるわたし。ああ。駄目。危険。そして程よく街を歩きまわりお腹もぐうとなったので吉祥寺ならいせやでしょう!といせやに向かうもお尻が見つけられないほどの長蛇の列。むむ、無念。と泣く泣く諦め、ひょいと見つけた焼鳥屋さんで本日の出会いにカンパイ!と洒落込む。そしてお酒が入ったことによってわたしのハシャぎっぷりはヒートアップ。止まらなった。止められなかったよ、このお口を。そしてこんなわたしの暴走を嫌な顔ひとつせずに聞いてくれた西のお方は女神です。ええ、間違いなく!本当に初対面とは思えないほどいろいろなことをお話させていただき、聞いていただきました、わたし。そしてそんな素敵に愉快な時間ほどあ、という間に過ぎて行く。「ああ、もう…お別れ…なのね。」としんみりしつつも毎度お馴染み己のうっかり具合までも惜しみなく披露する。もう、駄目じゃん。そして次の再会を約束して「じゃあ、また!」と笑顔でお別れ。別々の電車に揺られて本日の西のお方との素敵に愉快な一日を終える。「しかし今までの人生において環境も年齢もまるっと違うお方と会って数時間であんなに打ち解けられるとは。不思議だ。ううむ、不思議だ。」などと不思議、不思議とぶちつき「今回西のお方とお会いできて、お近づきになれてよかったなあ、本当によかった!嬉しいなあ!」とニヤニヤしながらこれまた毎度お馴染み田舎電車に揺られ我が城を目指す。西のお方、本当にありがとうございました。ちょう楽しかったです。西での再会を果たせることを願っております。

  • 五月五日

折角、お会い出来たというのにあんなにもツマラン事ばかり、自分の事ばかりびちびち喋くりおってタワケ者めが!ああ!もう駄目!阿呆め!!と一日中悶々と反省して過ごす。ああ!もう!!と事あるごとに昨日の己を思い出しもんどりを打っていたが、夜に西のお方から「ただいま!西へ到着!」メールが届き「ああ、よかった。西のお方も楽しめて」とちょろんと胸を撫で下ろした。