がぉーっ!たかしー!

夕暮れ、蝉が無く、晴れ。

  • DO

と、いった訳で、大方の予想通り現金取っ払いビンゴ大会08inニセコでは一円も手に入れぬまま終了。そしてビンゴ大会終了後の宴会も己のエンの無さ(円だけにエンが無いね!くすくすくすっ!)とかなんとか諸々にムカッ腹を立ててふて寝。まあ、そういう「当たり」を引く強さに恵まれた質じゃあ無い、って重々承知しております、が、ね。旅に出ているという高揚感やらに後押しされてデッカイ夢見ちゃったのよ、わたし。それにしたって、なんでアソコに当たるかなあ、現金が!そして向かえた翌朝は現金ビンゴの事なんてまるっ、と忘れ、朝ごはんにもしゃりつく。朝ご飯の美味しさに我ら一行のしゃもじ止まらず。空けたお櫃の数、4つ。まま、10人の大所帯だったから、それぐらい軽いよ、ね!と、まるまる、つやつや、幾分ぷっくりした顔をして宿を後にする。3日目は各々グループに別れての行動。わたし属するグループはニセコから車で洞爺湖へ行き「へー、あすこにそびえるがサミットの時のナニねー」とか「熊牧場」なる牧場で熊をおちょくりおちょくり餌付けてみたり、時の人、相撲協会理事長を辞任した北の湖記念館で北の湖全盛期をほうほう、ふむふむ、偉大なる横綱だったのに。だのに、ううむ。とああ無常。そんな寄り道をしながら洞爺湖を一周しニセコへと戻る。戻りしな、夕焼け空の羊蹄山をバックに立つ「歌う細川たかし記念像」では北酒場やら矢切の渡しやらを流し、ちょっとしたコンサート気分を味わう。雄大な北の大地に響き渡る、たかし節。そうやって北海道三日目終了。そして最終日は「さあ、今日はこれから!」との出発間際に同行者が血を流す事故に見舞われる。ぎいやー、こりゃあ大変!と近くの救急病院へ急ぐ。やきもきと治療を待つこと二時間。思いの他元気に処置室を出て来たので、一同ほう、と一安心。(その後の診察でも最悪の事態は免れたとの報有り。よかったよ。)そんな皆に慌ただしく別れを告げ、後ろ髪を引かれつつ、わたしは来た時同様、ひとり北海道を後にした。最後が非常に残念であったが、ほぼ全力で楽しんだ今回の北海道。次の北海道は、多分、二月。