サマソーニ、終わります。

今日は久しぶりに過ごしやすい一日、曇り。

  • 8月9日のこと。

行って参りました、サマソーニ08へ。「前夜祭」という大変便利な日本語を使って金ようびの19時から明けて土ようび2時頃まで「ヤンヤカヤー!」と呑み倒し、翌8時には皆揃って「いざやゴー!」と電車に乗って行って参りました、よ、幕張へ。取りあえず乾杯のビールをごぶんごぶん流し込み今年のサマソーニの始まり、はじまり。
今年の一発目はコレでしょう!と意気込みメッセに向かいダンスステージにてぱひゆむをウキウキ待機のはず、が、噂以上に増え続ける人人人人の熱気と体温と上昇し続ける外気温の影響で、すわサウナか!?と間違う程の場内に恐怖を覚え己の心がポキリ、と折れる音を聞く、も、折角だからとの貧乏根性全快で拭えど拭えども後を絶たず流れ続ける汗をままにまんじりとぱひゆむの登場を、待つ。そして、いよいよいよ!ぱひゆむの登場でーす!との段には場内は押すな押すなの大混乱、足す事のサウナ並の蒸し風呂状態、掛ける事の前後左右の密着率、では、是即ち、地獄。此処を地獄と言わず、何処を地獄と申すか?と逆に問いたい。本当に、マジで、あれは地獄以外のナニモノにもあらず。ステージにぱひゆむが登場するも、超満員入場規制の場内ではステージ上のぱひゆむ誰ひとりとて確認など出来ない。音声のみ。人波の僅かな隙間からステージを狙う、も、全く確認出来ず。加えて一曲めのチョコレイトディスコのイントロと同時にヒートアップした後方群からの圧に「夏フェス大惨事!!」の見出しがよぎる。「死」を覚悟しながらぱひゆむ4曲をどうにかこうにかで乗り切る。あんなに楽しみウキウキだったのに「やっと…、やっと…終わっ…た…。」との一言を絞り出し場外へ。散り散りになった友人達と落ち合うも皆の口から漏れるはため息のみ。ずぶ濡れで半生半死の我らが命の源であるところのビールをどうにか手に入れ、体内に注入し続け、ようやっと生気を取り戻したのはラスト2アクトを残す日暮れであった。そして誰彼ともなく口出た言葉「あれだったら涼しい所でオーディオで聞いていた方が…ねぇ。」に遠い目をして頷き、それぞれのお目当てステージへと向かった。生気を取り戻したわたしはスタジアムで今年は(たまたま?)解散を免れた(?)英国バンドのものすんごいカッチョ良さに「本当にごめんなさい!」と何故か謝り続け、ラストの「よくぞ此処まで邪悪にしたものだ!」のボディペィンティングを纏った厳つい方々に全力で跳びはね、踊り、今年始めての花火を見上げながら会場を後にした。そうして今年のサマソーニを終えた。あーあ、終わっちゃった。