月ようびがくもり、若しくは、くもりの月ようび。

  • 日ようびのこと

近所に住む友人と連れ立って占いへ行く。
何年も前から友人のお母上さまが「当たるのよ〜!すごいのよ〜!もう!ビックリ〜!」と大絶賛しており、友人の妹の婚期やらお母上さまご自身の体調の変化やらを予言(?)しビターンと命中!を見聞きする度に、是非とも、生きてるうちに、一度でいいから、その奇跡にふれてみたい!と強く思うものの、

弱気なアタシがジャマをして
アナタに言えずのトゥルーハート
ホントは大きな声で伝えたい
溢れる想いアイラブユー

と、まあアレな感じでなかなか言い出せずにいたわたしであった、が、今年厄年を向かえいつまでもそんなネンネ(?)な事を言っている場合ではないのだ!エイヤー!ヤァーっ!と鼻息荒く強引に友人の予定をおさえ、友人に占い師さんの予約を取らせ、友人に占い師さんの元へ連れて行ってもらう段取りを組んだのだ。ヤァーっ!!!

そして迎えた当日。予め(友人に)占い師さんに伝え(てもらっ)た生年月日と産まれた時刻をむにゃむにゃして、ばびょーんとはじき出したわたしの人生は、

アナタの人生、悩み無用!

であった。うむ。そう、か。悩みは無用、か…うすうす、そうなんとなくだけど、今まで生きてきてそんな気はしていたんだ、うん。ちょっぴりだけど…うむ…。悩み大有りあり地獄、アナタの人生大変ですよ!と言われるよりは、ずっと、銀河光年倍良いはずなのに…なんでだろう?悩み無用!と断言されるとなんか、ちょっとくちっとしてしまう。そして、ううむ。と漏れる唸り声。そんなわたしに占い師さんはこう告げた、

アナタ、9歳から19歳までが最高に良かった!やる事なすこと全て評価され、それはもう素晴らしい人生だったわ。そうでしょう?すんごい自信満々だったでしょう!

ほう。9歳から19歳まで、ですか。最高で素晴らしい人生、でしたか。そうですか…9歳かぁ…。あ、今は32歳です、わたし。ええ、最高素晴らしい人生が終わって13年経ちました…。ええ。だのでその当時自信満々で生きていたかどうか、は…今すぐには…ええ。ちょっと思い出せません…ううむ。とごにょごにょするわたしに占い師さんは、

そしてアナタ。29歳から39歳は「お金」についていろいろ考えるわね。考えるな、って言っても考えちゃうわね。これはもうどうしようもないわね。

と、これからの人生の大まかの事とか、こういう方面に興味を持ったらアナタにとってそれは大層素敵なモノになるかもしれないわねとかとかを聞きながら時に、ううむ。と唸ったり、ほほう。と納得したり、そういわれてみれば…!とドキリとしたり、そうそう!そうです!と鼻息荒く頷いてみたりして、全て終わってみたら何故だかすんごくスッキリ晴れ晴れしていた。特に悶々と悩んでいたわけでもないのに得たこの爽快感に、素敵!占い!とぱあ〜っとなっているところに、最後の締めはコチラですよ、と言いながら今年一年の運勢をカードでザサッ、と占ってくれた。うわ〜。生のタロットカードだよ。うわ〜。とタロットカードの登場によりわたしのぱあ〜度はさらに上昇。そしてカードで占われてる最中脳内では葛城ユキのボヘミンアン*1がぐるぐる回っていた。ボヘミアーンー。
そしてボヘミアーンなタロット占いの結果を簡単にいうならば、自身の決断に迷いが出るものの「危ぶまず、迷わず行けよ!行けばわかるさ!」猪木魂でもってこの一年歩むべし、との事であった。ヤァーっ!

*1:タロット投げて〜という歌詞があるからだと思う。