寒い曇り日

土手を走るトロッコ列車のような乗り物に乗っていると、川原に職場の先輩サイトーさんがいた。調子ノリーノリーで、おおーい!サイトーさーん!!とトロッコの上から手を振ってアピールしていたら、なんと、トロッコからスケートボードのような物にのってサイトーさんが居る川原とは反対側へ滑り落ち、土手の中ほどで止まった。颯爽とボードから飛び降りてサイトーさんの元へと走り出した、その時、スケートボードのような物はそろりそろり、ががーーっとさらに下へと滑り落ちて行った。滑り落ちたスケートボードのような物は土手のふもとを走る車道で信号待ちをしていたタクシーに激突、タイヤのホイールをガッコガコにした。痩せて眼鏡を掛けた運転手が降りてきて、あらら〜こりゃ、また。と言った。いつの間にか職場の上司や他の先輩が集まり、社員食堂無期限利用券を差し上げますから、とどうにか穏便に済ませようとしていた。その様子を謝るでもなくただぼんやりと見つめていたらサイトーさんが、こういう時はあの人に電話すると良いよ、とアドバイスしてくれたので携帯電話のメモリから「あの人」を探し、連絡しようとした。幾ら探しても「あの人」は見付らない。ちまちま携帯電話のボタンを操り「あの人」らしき人に電話を掛ける、が、直前になって全然別の人の番号を押してしまう。早く早く、と急かすサイトーさん。一生懸命、携帯電話を操るもなかなか「あの人」につながらない。とてももどかしく追い詰められる夢だった。
ちなみに数日前にみた夢は「コーヒーを入れようとしてもフィルターにお湯を注ぎ過ぎて豆ごと溢れ出したり、カップが小さすぎて溢れ出したり、早くコーヒーを出さなければいけないのになかなか出せない」、そんな夢。これまた、もどかしく追い詰められる夢だった。