雨が降ったりー止んだりー

  • 午前

もう一つの事務所へお出かけ。一度常駐事務所へ顔を出してからのお出かけパターン。好ましくないパターン。優しくないなぁ。ぐへー。とぶちりながら文字通り「おはようございます。それでは行って参ります。」と顔だけ出して直ぐ出発。本日の別事務所でのお役目は「事務所内ネットワークに生じた不具合を修復する作業に立ち合う」というもの。その道の専門家がいらっしゃってエイヤー、と直してくれるのをただただ、見守るだけ。そう、それだけ。ぐへぐへー。
ポチポチダダーっと仕上げなければならない書類もあるというのに、請求書なんちゃらの締め切りも迫っているというのに、ただただ見守るだけの仕事が最優先になるとは!ぐへはっ!と血痰交じりの溜息を漏らしつつぐへぐへと専門家の到着を待つ。本日の依頼人の言うことにや「ルーターの調子が悪くてネットに繋がらない。社内関係の手続きやら処理やら必要資料やら他社との連絡が取れず大変、非常に困っておる。だもんで業者ホニャニャに来て貰うのだけども、生憎しばらく事務所を留守にしてしまうので、どうにか都合をつけて立ち合っていたたぎたい。ホニャニャは10時〜11時の間に来るよう手配済みだから」だそうで。立ち合うだけならば、まあ、よいでしょう。と、10時前には事務所に到着し、残してきた仕事を思ってはヤキモキモキしている間に、ふと「業者ホニャニャって備品やら何やらのリース会社なのになあ。ルーターの調子がおかしいって連絡してOA部門の人が来るのかしら?と、いうか、ホニャニャにOA部門なんてあったかしら?ルーターは会社の備品なのだから自社OA部門に連絡した方が早いと思う。」とポカリ浮かぶも「まあ、今日は立ち合うだけだから細かい事はノータッチ!知らぬ〜ん存ぜぬ〜ん」と余計な事は考え無いように、掃除をしたり、手持ちの文庫を読んだりして時間とポカリ浮かぶ嫌な思い付きを潰した。だいいいぶしかる後に、ようやっと専門家が到着。その刻11時半。そして驚いた事に到着した専門家というは、ホニャニャからリース中のコピー複合機のメーカーさんだった。えー?コ、コピー機?え、ちょっ、えー?コピーって!ルーターって言ったじゃん!何故コピー機??ドーなっちょん?コレ??と動揺いっぱい、?いっぱいのわたしをよそにメーカーさんは「PCからの印刷が上手く出来ないとの事で…」とかなんとか言いながらせっせことコピー機の様子を見始め「コピー機本体は…問題無いので多分PCか、ルーターか、所内環境の不具合かと思われます。」と告げた。「わかってた。きっと、あなたはそう言うだろうな、って。あなたが此処に来た時から、わたし、わかっていたの!」と去り行く彼への最後の言葉的な物言いをぎゅう、と我慢し、「あー、はい。それはわたしも承知してまして…原因は多分、ルーターかなーなんて思っていまして…で、ねー…」ともごもごしているうちにメーカーさんは「うーん。そうかも知れませんね。ルーターの場合でしたらコチラではちょっとどうにも出来ませんので!」と爽やかに名刺を置いて帰って行った。
そしてポカリ浮かんだ通り自社OA部門に連絡してあーじゃーこーじゃーの確認作業を経て、案の定、ルーター交換の手続きをした。そして交換機は常駐事務所に届く為、また忙しい中時間を作らねばならないのだ。だーもー!何、この無駄な感じ!!げへふー!!