テトラッド(通常盤)

テトラッド(通常盤)


と、いうわけで真部氏のプロデュースチーム「アゼル&バイジャン」作品のこちらを購入。真部氏の才能、間違い無し。でも、やっぱり、相対性理論を知ってしまったわたしには物足りなさ否めず。

わたしもうやめた 世界征服やめた、くもりのちはれ

  • だったのに

相対性理論が分解(?)していた。やくしまるさんチームと真部氏チームに分かれ、やくしまるさんチームが相対性理論を続け、真部氏チームはアゼル&バイジャンというプロデュースチームを始めた。

成長過程中の少女独特の性に対する圧倒的な熱量や膨らむ好奇心、同じくして背徳や嫌悪、戸惑を抱え、綺麗なまま、無垢なまま世界とつかながっていたいとの葛藤が相まみれた精神。それでも肉体は女性へと熟れはじめる。そんな一瞬のアンバランスな少女世界。そんな混沌とした少女世界を意味を持たない、持たせないような言葉を選び羅列や繰り返しで作りあげる。意味を持つ、持たない、通り過ぎる、一瞬の興味、そういう言葉だからこそ引き立つ世界。真部氏が作りだす相対性理論の世界。そしてその世界を表現するやくしまるさん。それこそがわたしにとっての相対性理論相対性理論だったのに…ううむ。

息子

ぼくらいま、はしゃぎすぎてた なつのこどもさ はれあつい

  • 波打ちぎわ

日ようび、職場の愉快な仲間達とバーベキュー。家族参加オッケイです!とのことだったので家族で参加。息子、初めてのバーベキュー。ハハ、初めての子ども同伴バーベキュー。開催日が近づくにつれ尋常じゃない緊張感におそわれる否、緊張を通り越して恐怖に。備えさえすれば憂いなくて済む。だからわたしは備えるの!と、息子同伴のあらゆるパターンを考え不備のないように、対応できるようにと脳内シミュレーションと準備に費やす日々を送る。備えれば備えるほどあらゆるパターンの憂いるやもしれぬ事案がよぎる。備えても備えても拭えぬ不安。準備段階で疲労困憊。自身で申し出た参加だのに後悔の二文字がチラついてしようがない。…おお。そんなハハであるわたしの備えが存分に詰まった「一体何泊する気なの?!」という大荷物引っさげて「楽チン!手ぶらで簡単バーベキュー」がうたい文句のバーベキューに参加。ハハの子を思う重い備えは文字通りただただ重いだけの荷物のまま愉快なバーベキューを終えた。そして人生初の海を目にした息子はその偉大なる大自然に感動し(たかどうかはわからないが)、チチの隙をついて満面の笑みでもって太平洋の波打ち際に華麗なるダイブをきめたとのこと。

テーブルのうえにはいつだって なみだのあとが、くもり

  • よせられて、あげられて

一歳半を超えた息子。離乳食も順調に進み、現在は味付けに気を配りながらのとりわけ食。三回きっちりむっちり食べている(保育園の給食に関しては完食またはおかわりもする)のにいまだにおっぱいボーイ。おっぱいであるところのハハと過ごす時間の多い土日休日なんておっぱいばかり咥えている。隙あらば「ぱいっぱい!」やら「ぱぁぱい」やら「ぱいぱい?」やらやらのあらゆるバリエーションを駆使しておっぱいを咥えにくる。最近は「目が合った、それが合図!」とばかりにいやらしい笑みをニタァと浮かべおっぱいを咥えにくる。完全におっぱいありきのハハである。


そんな息子の大好き!おっぱい堪能スタイルは横抱きスタイル。全盛時の勢いを欠きうな垂れ始めたハハの乳。新生児期の脆さも何処へやらすっかり子どもの体躯へと変わりつつある息子。二人の変化は反比例。その影響から息子のベストおっぱいポジション(BOP)がズレ始めた。理想的な咥えの位置よりもハハの乳は下にあるらしく片手を乳の下にしのばせ手の甲でぐいと押し上げBOPをキープし始めた。誰も教えていなのに。息子の中の本能が、おっぱいに対する情熱が、片手を下乳に置き押し上げるという行為へつながった。そしてハハは自分の身体がまた一歩、若さから遠のいたことに気づいた。

いちどだけ だいてほしいの、つまらんっていって くもり

  • そこに写るは

息子の保育園で水遊びが始まった。一歳クラスはタライやベビーバスを使ってきゃっきゃっする程度の水遊び。だので園からは水着じゃなくても構わないがそれなりの装いをご用意くださいとの通達。と、いうわけでハハ大好き!西松屋にて水遊び用パンツなるものを、これまたハハ大好き!ゾウ柄をチョイスして購入。ここだけの話だが息子の通園バッグや巾着などの布物園グッズは全てゾウ柄。息子がゾウ好きかどうかではなく、ハハのおっぱいを吸っている間は息子に関することのイニシアチブはハハにあるのだ!ジーク ゾウ柄!


そんなゾウ柄の水遊び用パンツを履いて迎えた水遊び日。当日は年長さん用のプール開きもあり園はハレの日ムード。朝のそこそこ早い時点から先生方総出でプールの準備。プールにかける意気込みを感じながら、ハハ出勤。仕事を終え、お迎えに行くと園の廊下にはプール開き&水遊びの写真が貼り出されていた。ここにも先生方の意気込みが!ありがとうございます、先生!と感謝感謝で早速、愛息の姿を探す、否。探さずも飛び込む我が愛息のその姿はまるで中年。アジア辺りの観光ビーチへ慰安旅行かなにかで訪れた組合のおっさん風な息子の姿がそこに。腹の出具合、肌の生白さ、広いおでこに濡れてはりついた髪の具合、水が顔にかかった直後に撮られたであろうのしかめっ面…。極めつけはリゾート気分で現地調達した感否めずなゾウ柄水着。余すとこなくザ•中年の姿が…。でも、そんな息子が可愛すぎて丸呑みしちゃいたいんだけどねっ!

でっかい とうきょう どこへでも くもり

  • 総ゾウ柄

先日、事務所に社内報の取材が来た。事前に告知されていたにもかかわらずついうっかり派手目なゾウ柄の(全面に小さなインドゾウが散りばめられた)Tシャツを着て出勤してしまった。ちょっと特殊な外勤なので服装に関して内勤のそれに比べ、わりとゆるめ。内勤同様「愛されOLゆるふわコーデ!」とかで出勤したいと夢見た頃もあったけど、日々の業務や事務所の環境を考えたら愛されOLゆるふわコーデ!どころか「ど根性OL薄汚れコーデ」になり惨めな気分になるのが関の山。現に、今の事務所は電気、電話、水道もろもろ引けないノーライフライン事務所。もちろんトイレもない。男女別水洗トイレ常設事務所なんてここ何年かの出来事だ。所在地東京ど真ん中だというのに。


そんな環境だから何がおきても即対応できるような装いとなるとNOヒール、NOスカート、NO!NO!尽くしの消去法ファッションであるところのTシャツ&ブルージーンズ&スニーカー是即ち、リスペクト吉田栄作の出来上がり。そんな中でわずかながらの洒落っ気だした装い楽しみたいじゃん?女の子じゃん、一応?と、まあ、自分的に可愛らしいと思えるTシャツ、綿シャツを仕事用にしている女心が一つあるわけですよ。ええ。で、まあ、その日もいつも通りタンスを引き出して目についたTシャツをね、なんの気無しに着て出勤しただけなのですが、ね。ええ、ええ。で、まあ、なんの気無しに着たわりにはやたらめったら社内報取材を意識した装いになってしまったわけで…ええ。…ええ。事務所の仲間たち、という一枚の写真が載るだけなんですが、ね。ええ。

ひゃくどめのこたえなら せいかーい はれ

  • 荒れ荒れ

昨夜の息子は荒れ荒れの大荒れ。息子はおっぱいボーイなので大抵のことはおっぱいをチラつかせれば万事がおっぱい!で解決する。が、しかし昨夜の息子は違った。好きなおもちゃが思い通りに動かせない!となってはギャー!と当たり散らし、パジャマのズボン丈が気に入らない!となってはギャー!と当たり散らし、本の中身が取り出せない!となってはギャー!と当たり散らす。その様は悪魔アタリマクリスティ。最初のうちはあの手この手で気をそらせていたが寝かしつけの時間が過ぎ、ギャー!の間隔も狭まってきたところで伝家のおっぱい!をペロンと出す、も、仰け反って拒否。地団駄踏んでまで拒否。いつもは「ぱいっぱい!ぐふぇふぇ〜」とかなんとか言いながらナチュラルにおっぱい態勢に持ち込むくせに昨夜に限っては泣き叫び、暴れまわっての拒否。いやいや、口に咥えさえすればコッチのもんでしょう、実際コレ!などと実績あるおっぱいパワーを信じ、泣き叫び暴れる息子を抱き固め、息子の口におっぱいを押し込もうとするも、何処で知ったか、生え揃った前歯をガチっと噛みしめ拒否。向きを変えたり、ぱいぱいだぞ〜と戯けてみたりするも拒否の姿勢ゆるめず。ハハ、なす術なし。崩れ去るおっぱい神話。初めて目にする息子の姿。そうか…、身体が大きくなれば愚図り方も大きく、激しくなるんだなぁ。これも成長かぁ。と、片乳だしながら息子の成長をしみじみかみしめたハハであった。で、まあ、最終的に暴れ尽くした息子は「…ぱい…」って言葉を最後におっぱい咥えながら寝たんだけどね。やっぱりおっぱい最強。